要点

L:夢の剣 = {
 t:名称 = 夢の剣(マジックアイテム)
 t:要点 = 暗黒,ルーン文字が描かれた,邪悪なるねじくれた剣
 t:周辺環境 = 悪夢
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *夢の剣のアイテムカテゴリ = ,,,{着用型アイテム,マジックアイテム}。
  *夢の剣の位置づけ = ,,,{武器,兵器}。
  *夢の剣の着用箇所 = ,,,片手持ち武器。
  *夢の剣の特殊能力1 = ,,,着用者が攻撃した時、敵を破壊する。敵がいなければ周囲を殺す。周囲に誰もいなければ使い手を破壊する。
  *夢の剣の特殊能力2 = ,,,この武器は夢の中にしか存在しない。
 }
 t:→次のアイドレス = かのものの復活(強制イベント),ヴィクトリーの死(強制イベント),不死者(職業),柘榴による封印(強制イベント)

「高位西国人+入院患者+夢使い+夢魔狩人」HQを継承 (継承効果は特に無し)
⇒Qチェック通過根拠(通常)⇒要点チェック通過根拠
#参考:イグドラシル http://www27.atwiki.jp/support00/pages/934.html

 
〜夢の剣〜

夢の中を漂い、悪夢を討つために鍛え上げられた剣。

太古の昔より出で、現代へと顕現し、未来永劫へ至る不壊の剣。

邪悪に捻れ、ルーンをその刀身に刻み込む呪われた剣。

是(これ)、すなわち『ソードオブドリーム』の半身也。


〜設定文〜

『太古の夢より漂い、ナイトメアを滅ぼす一振りの剣あり』
夢の中を渡る夢使いの一つ、夢魔狩人達に伝わる一つの伝説。
芥辺境の夢魔狩人達は、出現したナイトメアに対抗すべくその存在を探す事になった。
在り来たりではあったにしろ、これ以外の対応方法が見つからない時点で藁をもすがる思いで見つけ出した。
結果出てきた夢の剣は、私たちの想像を遙かに超えていた『モノ』だった。
それは、遠い昔より夢の中でひたすら悪夢達を殺してきた剣。
いつからか、その実体はなくなっても影として悪夢達を殺す事を宿命づけられた。
悪夢(ナイトメア)が蔓延る時、太古の夢より漂いその存在を殺してきた。
幾万幾億…ついに判らなくなるほどのナイトメアを殺してきた。
その結果なのか何かの陰謀により変質したのかは不明だが、呪いのルーンを刀身部分に刻まれてしまっている。

これが何を意味しているのか。
今は誰もわからない…。

SS

沈む、沈む…沈んでいくイメージ。先は一つの夢。
その夢の傍ら、白河輝は目を覚まし、あたりを見回す。
彼がダイブするときには必ずと言っていいほど周囲の確認をする。
現実と夢の境を確認する癖がついているのに加えて、今回は事情が違う。
ナイトメアの襲来に際し、その対抗手段となるモノの探索へと赴いていた。
暗い闇、いつもの夢は明るい桜色をしているのが一般的なのだが、いつもとは違う雰囲気をこの夢は放っていた。

「いつもと違う?……!」

全身が総毛立つ。
蛙が蛇に睨まれたような、そんな重圧を感じ…背後を振り向く。

「しかもこれは…夢魔(ナイトメア)?!」

黒い何か。姿までははっきり捉えられなくとも、あれはやはりナイトメアだ。
夢魔狩人の能力を頼りにいないことを確認したのはよかったが、タイミングが悪すぎた。
まさか『同時に夢に進入した』が為にほとんど鉢合わせに近い状態で出会ってしまった。
白河は逃げ出し始める。タイミングもそうだが、一人では分が悪すぎた。

「せめてもう一人いてくれれば…」

ぼやいても仕方ないな。と、内心言い聞かせながらも、背後から追ってくるナイトメアに気を配りながらも移動を続ける。
夢の中では距離が概念として確立しているのか甚だ疑問ではあるが、常に攻撃の届かない距離を維持することで何とか場をしのいでいる。
だが、夢の中での活動は現世からこちらにつなぎ止める(接続している)状態を維持しないといけないため、次第に体力、精神力ともに消耗してきていた。
ナイトメアとの距離は変わらず、攻撃の間合いぎりぎりを逃げている。
端から見ているだけでは、ただの追いかけっこをしているだけに見えるのだが、白河は不自然な感覚に襲われる。

「距離を詰めてこない?」

いくらか体力精神ともに摩耗してきた身、隙をついて距離を一瞬で詰める場所はいくつかあった。が、それをしてこなかった。
何かあるのか?首をひねりつつも事を考察するが、疲れ切った体に休息を求める信号のおかげで何も出てきはしない。
そんな状態から一つの光が見え始める。明るい、桜色の空間だった。

「よし、あそこまで逃げ切れば…」

何とかなる。そう思った瞬間が命取りだった。
背後のナイトメアは一気に距離を詰めてきたのだ。
致命的な、その一瞬の隙をずっと待っていたのだろう。
白河はそのまま、闇に墜ちていった。


暗黒が覆う。
今では自分の姿さえも見ることが出来ない。
だが体自体に変化はない、五体満足だ。
たぶん、ナイトメアの精神攻撃といえばいいのだろうか、それとも無意識的に自分の力で身を守っているのだろうか。
どっちにしろ、それほど時間いらずに、その身はナイトメアに食われるだろう。

「ここで…終わりなのかなぁ」

そう思った瞬間だった。
暗黒が、収束していく。

/*/

ソードオブドリーム。
それは、
古い古い剣。
禍々しい剣。
呪われた剣。
でも。そんな剣でも、一度ぐらい人を助けることができるはず。
そう、信じた。
信じるしかなかった。
少しでも早く、自分たちの力で助けられるようになろう。
少しずつでも頑張って修練して、そして。
でも……だけど、今は。一度だけ、この剣の力を借りる。
助けるために。
守るために。
たった今、苦しんでいる人たちがいるから。

/*/

そんな言葉が頭を流れ、気づくと握られていたのは禍々しいルーンの刻まれた、邪悪にねじくれた剣。
ナイトメアを一刀両断にしているこの剣、いったい何が合ったのかは判らない。
が、この剣はナイトメアには途方もない破壊力を持っていることは確かだ。

「これは、何なのだろう…」

白河の持つ少々多すぎる好奇心をかき立てた。
いったいこの武器は何なのだろう。
ソードオブドリームとは?
あの頭の中に流れてきた言葉の意味とは?

危険な雰囲気を出すこの武器を片手に白河はみんなの元へと駆け出すのだった。
 


 

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